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医療法人 健美会 佐々木病院 新築

医療法人 健美会 佐々木病院 新築設計事例

所在地   北九州市八幡西区吉祥寺町9番
病床数   74床  2F 療養病棟、 3F 一般病棟
診療科目   内科・循環器科・消化器科・放射線科・リハビリテーション科
構造規模   鉄骨造 4F 延床面積4523㎡
設計協力   (有)ヒューマンクリエイト設計(構造)・(有)シード設計社(設備)
施 工
  (株)吉永産業・ (株)九電工・(株)菱熱
工 期
  2002年1月~2002年12月

request

内科(循環器内科、消化器内科、維持透析)を中心に、専門外来(整形外科、皮膚科、呼吸器内科)があり、一般40床、療養34床の病院です。人工透析(23台)を全面道路側に配置し、夜間も診療している活気ある病院をアピールしています。

外来駐車場、診療部、そして病棟と段々にセットバックしていますので、道行く人に圧迫感を感じさせません。
敷地周囲に配慮したバランスのとれた美しい病院です。
医療法人 健美会 佐々木病院オフィシャルホームページ

concept

2Fテラス
~人々の語らいと憩いの場所に~
2階南側の屋根は花や中低木を植え緑化しています。緑は人の心を癒し、夏の照り返しも防いでくれます。遠くに福知山麓が見渡せます。
2Fテラス
1F待合ホール
1F待合ホール
床暖房で冬暖かく緑と光につつまれた明るい空間です。
総ガラス張りですが、ハーフミラー(光を反射)なので昼間は外から見えにくいです。
1F透析室
長時間の治療をされる人々へ優しい空間を提供します。
ベッドごとに配置した窓の前には、常緑樹の中でも葉っぱが綺麗なシマトネリコを植え、さり気なく視線を遮っています。
1F透析室
病室
病室
病室の窓はベッドに横になっても外の緑が観えるように作っています。
少しでも患者さんの癒しになればとの思いを込めて、、、
病棟廊下
エレベーターを降りるとナースステーション、その向かい側に食堂・談話室、そしてテラスへと続きます。
廊下の両サイドには屋外避難階段があります。行き止まりを設けない設計はALPの基本方針です。
ちなみに中央部のトイレもウォークスルーです。
病棟廊下
夜の表情も美しい病院です。
夜間外観
夜の表情も美しい病院です。

環境を配慮した建物のポジショニング

病院を利用される患者さまが快適に過ごせるよう、車の騒音や人の視線が気にならないように道路から病院への距離を遠く設計し、また、病院の近辺の道行く人々へ建築物の威圧感がないように設計。

夏のテラスを車椅子押している 

春になると、屋上に植えたハナミヅキ、オオデマリ、ヤマボウシなどが緑の葉をつけ、花を咲かせました。
心が優しくなる光景を目にしました。
一度は工事費削減の対象になった「屋上緑化」でしたが、なんとかやりくりして実現できて嬉しいです。