医療法人 昌和会 見立病院 増築工事

所在地 |
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田川市弓削田3237 |
病床数 |
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増築193床 (全体410床) |
診療科目 |
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精神科・心療内科・神経内科・内科・リハビリテーション科 |
構造規模 |
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増築4907㎡ 1F: 鉄筋コンクリート造 2~4F:鉄骨造 既設 延床面積7938㎡ |
設計協力 |
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(有)テン建築事務所(構造)・(有)シード設計社(設備) |
- 施 工
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大成建設(株)九州支店 |
- 工 期
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1997年~1998年 |
request
老朽化した精神病院の建替えを行い、適正看護単位とし時代の求めに対してハード面とソフト面の治療環境の充実を図りたい。
既存病棟及び厨房との連絡を最優先し、病院機能が損なわれないようできるだけ既存の建物に近接させたいという意向でした。
医療法人昌和会 見立病院 オフィシャルホームページ
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concept
外観東面(夜景) |
~精神科病棟らしくない外観~ |
窓の格子はなくす工夫、当たり前の環境を重視する。患者さんゾーンの照明は電球色に(見るからに優しい)しました。 |
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1Fサロン(作業療法室) |
サロンは職員・患者さんを対象に喫茶も行えるようにしました。 |
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2F病室 |
療養病棟対応の18㎡/床、病室8㎡/床を確保。
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片付かなくて汚れるなどストレス・喧嘩の元となる狭さは最大の障害、ゆとりある治療空間としました。
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4F廊下 |
2・3階の廊下には手摺設置。
各階にストレッチャー当たりを設置。
延長さは80mにも及ぶ廊下を、中央の食堂・デイルームと左右の小さなデイルームにより4つに分割し長さを感じさせない工夫を。4Fには採光トップライトを設け開放的な演出をしました。
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4Fテラス |
充分な広さと開放感あふれる食堂・デイルームには広い円形テラス(右手)があり、常時出られるようにしました。(3・4階には転倒防止スクリーンを設置) |
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4F食堂・デイルーム |
病棟中央部のナースステーションに面した食堂・デイルームは廊下とは本棚で仕切りをし、雰囲気づくりを配慮しました。 |
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4Fデイルーム
v字型病棟両ウィングの中ほどの小さなデイルームは「病室」と「集団的空間」との間に位置する空間として活用されます。
採光・通風にも寄与しています。特に4Fのデイルームはドーマーを設け高窓からの光を取り入れる工夫をしました。

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